№180 トイレ
“今からノートルダム寺院に入りますが、中にトイレはありませんので必ずこの店でトイレを済ませておいて下さい”と、みやげもの屋の前でガイドさんに言われると、ほとんどの日本人観光客はゾロゾロと店内に入り、トイレが満員なので結局絵葉書とかステンドグラスみたいなペンダントとかいろいろ買ってしまうようです。
こうしてお店屋さんもガイドさんも“神のめぐみ”を享受できる訳ですが、この手は日本人以外には余り通用しません。なぜなら外人さんは“おしっこ”をしないからです。映画が始まる前には必ずトイレに行っておく、とかビール飲み始めたら15分毎に立ち上がるとかいう西洋人はそれほど多くありません。日本人の水分摂取量が異常に多いのか、タンクが小型なのかよくわかりませんが、噴水を見ているだけで尿意をもよおす人もいます。(実は私です)
ところでトイレのことをフランス語でトワレット(toilettes)と言いますが、語源的にはトワル(布)の小さいやつ、すなわち“おしぼり”のことです。ですから“洗面”とか“化粧”という意味もあるのですがその時は単数形、“トイレ”の時は複数形なのでちょっと覚えておいて下さい。
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